J.B.HAGIの雑本ets紹介ブログ

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森・西武ライオンズ 9年間の黄金伝説「常勝レオ軍団」

森西武9年間の黄金伝説・1

【森・西武ライオンズ 9年間の黄金伝説「常勝レオ軍団」】
出版年:2013年 著者:加古大二


森西武9年間の黄金伝説・2

 1986年~1994年までの9年間、森祇晶(もりまさあき)監督率いる西武ライオンズ(通称「常勝西武」)の戦いの歴史を追ったノンフィクション本である。

 この本では「常勝西武」を率いた森監督にスポットを当て、その
チーム作り、戦い方、戦略、采配などを読み解いていく。

 そう、この時代のプロ野球を見ていた者なら皆知っている「常勝西武」だけど…正直信じられないほど強かったとしかいえないよなw

 強力な投手陣、
クリーンナップで本塁打100本近くの長打力、バントで手堅く送る緻密さと堅守、各年代によって微妙に違うけどこれほど走攻手に完璧なチームがあったのが信じられないくらい。

 それは数字にも現れていて9年間で8度のリーグ優勝、6回の日本一という、驚異的な記録を残している。

 自分としては1990年の日本シリーズで対戦相手の巨人を4タテし、圧勝したのを鮮明に覚えている……いや、これは凄かった~

 1,2戦目での
デストラーデ選手の本塁打、3戦目での秋山選手の本塁打にバク宙でのホームイン(よくやったよな、これw)

 当時選手会長だった岡崎郁選手をして「私の野球観が変わった」との言葉を残したのも分かる試合展開だった。

 読めば読むほど当時の森監督の目指した野球がハイレベルであったのが分かるし、何よりそのハイレベルな野球を指揮実行できた森監督能力の高さを思い知る。

 それだけに1994年に、追われるようにして監督を辞任した最後が寂しい(要するにチームが強すぎて、観客動員が減ったからだもの)

 その後横浜ベイスターズの監督になったのはいいけど、チームを2001年3位、2002年6位にしたせいで無能扱い。


 なんというか西武時代はチーム自体が強かったからで、誰でも勝てるみたいな感じにされていたのが悲しい…。

 この本に書かれているように巨人のV9を達成した川上哲治氏に次ぐ大監督が
森祇晶氏だと思うけど、世間の評価が低すぎだよな。

 でもこの時代の西武を語るときいつも思うのは、1989年に近鉄に僅差で負けて2位になったけど、もし優勝できていたなら…

 1986年~1994年まで9年連続リーグ優勝、日本一は(1989年に勝つとして)1986年~1992年7連覇になるんだよな(机上の空論いっても仕方がないけどw)

 まぁ、冷静に考えれば、この絶頂期の常勝西武に勝った近鉄が凄かったんだけどね。

 というか1989年の近鉄の優勝はリーグ最終戦ブライアントの3連発とこれはこれで凄かったが~いやー、パ・リーグ熱かったよな~(^ー^;






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プロ野球 歴代監督の「采配力と人間力」

プロ野球 歴代監督の「采配力と人間力」・1

【プロ野球 歴代監督の「采配力と人間力」】
出版年:2009年


プロ野球 歴代監督の「采配力と人間力」・2

 プロ野球の歴代監督のについての「采配力と人間力」について解説したムック本。

 ただ2009年出版とかなり古いので、参考程度に見るしかないのがアレだがw

 冒頭に「野村克也の10の老獪戦術」「WBC監督原辰徳の采配」「虚像のホビー・マジック」などを詳細に考察。

 この手の監督を解説した本ではお馴染みの野村監督もそうだが
、WBCで日本を優勝に導いた原監督の手腕など高く評価している。

 逆に「虚像のホビー・マジック」というように、2004年に千葉ロッテマリーンズの監督に就任したボビー・バレンタイン氏についての評価は低い。

 なぜならバレンタイン監督はリーグ優勝がない(2005年はプレーオフ優勝でリーグ順位は2位)や日替わりオーダーを組むその采配は場当たり的だと指摘。

 確かにバレンタイン監督はその手腕より、その明るい性格やパフォーマンスの素晴らしさに騙されている感があるよなw

 対して同
時期2003年に北海道日本ハムファイターズの監督に就任した、同じく外国人監督のトレイ・ヒルマン氏については高く評価している。

 それも当然で2007/08年と、外国人監督初の連覇達成の偉業を達成した力量はもっと賞賛されるべきだと思う。

 そしてこの監督のヒルマンイズムのようなものが、今に続く日本ハムファイターズの基礎を作ったんだよな。

 …まぁ、日本ハムは確かに強くなったけど、そレと引き換えに色々な意味でドライな球団になったけどねw


プロ野球 歴代監督の「采配力と人間力」・3
 ちなみに史上最低監督も考察しており、成績的には東北楽天イーグルス1年目(2005年)田尾安志監督になる。

 …が、いくらなんでもこれは少々可哀想(本でもそう指摘されている)

 ということで上の写真に掲載されている、石毛宏典氏ということになるw

 2002年オリックス・ブルーウェーブの監督に就任し、1年と少しで(2年目で解任されている)トータル57勝99敗4引 勝率.364。

 本では勝率4割を切る成績から、石毛宏典氏を史上最低監督としている。う~ん、色々な諸事情があったとはいえそうなるかな、やっぱりw

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歴代プロ野球監督の査定ファイル

歴代プロ野球監督の査定ファイル・1 

【歴代プロ野球監督の査定ファイル】
出版年:2008年


歴代プロ野球監督の査定ファイル・2

 歴代プロ野球監督を査定した本ですが出版が2008年なので、掲載されているシーズンは2007年までとなります。

 なのでかつての名将川上哲治氏、森秖晶氏などはいいのですが、当時現役監督だった原辰徳氏、落合博満氏については2007年までの成績査定ということになっていて、やや半端な印象。

 そのプロ野球の監督は当然日本で12人しかなれないのですが、その監督を何年にも渡り勤めてきた人たちの業績を知ることができ意外に楽しめました。

 何より興味を引いたのが出身ポジション別監督力比較という記事、1974年~2007年までの34年間で日本一になった回数。

捕手13回 遊撃手9回 投手4回 一塁手3回 三塁手3回 二塁手1回 外野手1回

 こう見ると捕手出身監督が圧倒的に多く、森祇晶6回、野村克也3回、上田利治3回、伊東勤1回などそうそうたるメンバー。

 正直この辺はプロ野球ファンなら誰でもよく知っていることですが、問題は外野手出身の監督について。

 野球のポジションは9つそのうち外野は3つなので、日本一監督の3分の1が外野手出身の監督で占められてもいいはず。

 しかし現実は外野手出身で日本一になったのは、若松勉氏しかいないという事実(この辺はメジャーも同じ)

 本では外野手は現役時代から試合全体を把握してプレイをしていないため、監督には向かないためではと分析しています(要は外野手は頭をあまり使わないw)

 そういえば野村克也氏も外野手の監督さんの采配には微妙な評価していたし…今年もプロ野球の外野手監督さんが心配だ~(^ー^:
 





プロ野球「スキャンダル事件史」大全

プロ野球 愛された男たちの墓碑銘 (宝島SUGOI文庫)

懐かしの昭和プロ野球 (別冊宝島 2080)

プロ野球 歴代監督の「采配力と人間力」 (宝島SUGOI文庫)



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真っ向勝負のスローカーブ

  
真っ向勝負のスローカーブ

【真っ向勝負のスローカーブ】
出版年:2003年 著者:星野 伸之




【著者のデータ】
【星野 伸之(ほしののぶゆき)】
(1966年1月31日~)
1966年旭川市生まれ。野球解説者。旭川工業高校卒。84年ドラフト5位で、阪急に入団。オリックス(球団名変更)を経て、2000年FAで阪神に移籍。02年引退。176勝140敗2S。通算2041奪三振。



 ある年代には「遅球王」として馴染みのある、元プロ野球選手の星野伸之氏が自身の野球人生を書いたご著書。

 星野氏といえば130キロ代のストレートと100キロ代のスローカーブそしてフォークを武器に、プロ野球生活19年で通算176勝、2041奪三振、そして11年連続で2桁勝利を記録するなど息の長い選手だった。

 この本では星野氏自身が投手として長年活躍できた秘訣について事細かく、しかも分かりやすく解説しています。

 ストレート、スローカーブ、フォークの3種類が持ち球になった理由やその必然、そしてそれをどう投げ分けるかなどなど。

 なにより読んでいて思ったのは、星野氏の投球術やその気の持ちように対するかなり割り切った考え方。

 要は「1点もやらない投球」ではなく「3点取られてもいい投球」を目指したというもの(3点差に抑えれば、味方が逆転してくれる可能性があるだろうという理屈)

 もっといえば登板する試合だけではなく、1シーズンまたはその後数年間に渡ってどうやって活躍するか、まで考えているということ。

 この理屈ではわかるけど実際やろうとすると簡単にできないことを、星野氏は試行錯誤してたどり着いているのが凄い。

 その辺星野氏は阪急(現オリックス)に入団した当時からそういう考え方をしていたようで、阪急には先輩ですでに大投手だった山田久志氏がいました。

 その山田氏ピッチングを見てあまりのレベルの高さにプロ野球選手としての先行きに不安を感じたそうです。

 しかしすぐに「好調時ではなく、不調時の山田氏のピッチングを目指そう」と考え練習に励んだという、驚くほどの切り替えの速さ。

 また実際の試合ではピンチになるとセオリー通りの配給をするとバッターに読まれるので、あえてど真ん中に投げ込み「こいつ何投げるかわかんない奴」と思わせたり。

 当時の西武ライオンズは堅実な野球をしていたのでそれを逆手に取り、1番バッターをわざと四球で歩かせ2番バッターに送りバントをさせ確実に1アウトを取り気持ちを落ち着かせたとか。

 ビックリするくらいの割り切り方と大胆な考え方、そしてそれを実行する度胸、しかし星野氏自身は目の前の試合にどうやって勝つかを考えていただけとか。

 でもそれが結果的に芸術的な投球術にまで到達する偉業、それは星野氏の自らの実力を冷静に判断し今できることを積み上げた結果だと、この本でよーく理解できました。

 ただ2000年にFAで阪神タイガースに移籍するも、2001年に患った頻脈が原因で2002年36歳で現役引退したのが残念。これがなければ200勝もいけたでしょうね。




遅球に乾杯!―星野伸之・究極の投球術

オリックス・バファローズ 星野伸之ピッチングアカデミー〜98キロのスローカーブで2041奪三振の投球術〜 [DVD]

スローカーブを、もう一球 (角川文庫)




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アンダースロー論 渡辺俊介

  

アンダースロー論 

【アンダースロー論】
出版年:2006年 著者:
渡辺俊介


【著者のデータ】
【渡辺 俊介(わたなべ しゅんすけ】

1976年8月27日生~
 栃木県出身の元プロ野球投手、世界一低いといわれるアンダースローが特徴で2001年から2013年まで千葉ロッテマリーンズに所属。(通算成績87勝82敗防御3.65)2014/15年にはアメリカベ・ネズエラの独立リーグでプレー、2015年からは新日鐵住金かずさマジックにコーチ兼投手として在籍。


2006年千葉マリンスタジアム

 2001年から2013年まで千葉ロッテマリーンズで、下手投げことアンダースロー投法で一時代を築いた、渡辺俊介氏が自身のことを書いた本です(出版は2006年ですが)

 当時(そして今)も非常に少ないアンダースロー投手の体験談が聞ける、ある意味貴重な本といえるでしょう。

 本書はまず根本的なアンダースローの技術的なことから投げ方、負担のかからないフォーム、投球術論などを渡辺氏自身の体験談から記しています。

 なのでアマチュア野球(少年野球など)をプレーしていてアンダースローに興味がある人は、一読するのをお勧めしたい。

 しかしそれ以上に面白いのが渡辺氏自身の試行錯誤を繰り返しながらアンダースロー投法を習得する過程だ。

 そもそもアンダースロー投手になったのは父親が野球を続けるためにと提案した、下手投げをたまたま選んだからだという。その後は父親と二人三脚でそのアンダースローを習得。

 しかしプロに入ってからは苦難の連続で、中々成績が伴わない日々、そして最後の登板と覚悟したマウンドで打者を抑え切った時の感動と自信。

「もしアンダースローの投手でなかったら、いまの僕は絶対に存在していないでしょう。」

渡辺氏の本心でありアンダースロー投手としての紺地だと思いますね。

2006年渡辺俊介
 上の写真は千葉マリンスタジアム(当時)で買った渡辺俊介選手の背番号「31」の入ったミニタオルw

 余談ですが自分は千葉マリンスタジアムでよく渡辺投手の投球を見ましたが、はまった時の打者を打ち取る投球術の素晴らしさといったら~すごかったw

 …が反面、一旦打者に捕まるとつるべ打ちされるシーンも多かった(特に現役晩年)やはりアンダースロー投手が生き残る厳しさも、よく理解できましたね。




アンダースロー関連書籍

野球アンダースロー (スポーツ極みシリーズ)

Baseball Clinic (ベースボール・クリニック) 2013年 12月号 [雑誌]

松沼兄弟の“投球フォーム別パーフェクトバイブル” Vol.2 『アンダースロー編』 [DVD]



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