J.B.HAGIの雑本ets紹介ブログ

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日本古代史の謎 瀧音能之

  
日本古代史の謎・1

【日本古代史の謎】
出版年:2015年 監修:瀧音能之


日本古代史の謎・2

 この本では日本の謎に包まれた古代史、旧石器時代から平安京遷都(794年)までを分かりやすく解説しています。

 今の日本がどのように始まり、どのような経過で日本になっていったのか?自分のような古代史初心者にも、分かりやすく解説してありすんなり読めました。

 本の内容は古代史の流れを時系列に分かりやすく解説しているだけでなく、邪馬台国の所在地や聖徳太子の実在性など、日本古代史の謎も同時に考察しています。

 その中で奈良時代(8世紀)までは資料のようなものが全くないので、著者曰く逆にいえばこれから新発見が出る可能性が高い時代でもあるという意見に納得w

 それとなにより思ったのは古墳時代(3世紀後半)~飛鳥(7世紀)までの日本の大陸でのダイナミックな行動が興味深い。

 中国(漢、隋、唐)に使節を送ったり、朝鮮半島(高句麗、新羅、百済)には軍勢を派兵したりと(白村江の戦いなど)

 この当時の日本は東アジアのダイナミズムの中で生きていたんだなと(その後は島の中に、こもっちゃうんでねw)

 古代史に興味を持っている方には、分かりやすいし、
手軽に読めますので古代史の基礎が学べる良書でした。



日本古代史の謎・3







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未解決事件ファイル 真犯人に告ぐ

未解決ファイル 真犯人に告ぐ

【未解決事件ファイル 真犯人に告ぐ】
出版年:2010年


 タイトル通りいずれも犯人が捕まっていない未解決事件、冤罪事件など11事件を取りあげて検証した本。

 
3億円事件、小説「悪魔の詩」惨殺事件、井の頭バラバラ殺人事件、国松長官事件、八王子・スーパー射殺事件etsなどを事細かく検証している。

 これらはテレビのニュースなどで報じられたけど、本を読むと関係者の人物像や事件の背景など、報道とはかなり異なることが多く驚くこともあった。

 例えば「八王子・スーパー射殺事件」は射殺された2人の女子高生ともうひとりパートの女性も同じく射殺されている。

 このパート女性なのだが実は昔ホステスで、その界隈でナンバー1にもなるほどの人物という意外な事実。

 そう、ライターの方の推理では犯人の狙いは金ではなく(店の金や金庫には全く手をつけていない)この女性だったというのは理屈に合う。

 犯人はパートの女性をどうにかしようとしたら、この女性が犯人につながる発言をしてしまい、それを女子高生2人に聞かれたので犯人は口封じで2人を殺したというのには説得力があった。

 このような断片的な情報を足を使って集め検証するという、地味な作業をする記者やライター方には敬服するしかない。

 未解決事件などを扱った書籍の中では圧倒的な筆力と情報量があり、読んでいて楽しめて役に立つ良書だった。







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それからの海舟 半藤一利

  それからの海舟

【それからの海舟 】
出版年:2008年 著者:半藤一利



【著者のデータ】
【半藤 一利 はんどう かずとし(1930年5月21日~)】

1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめる。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などをへて作家。「歴史探偵」を名乗り、おもに近現代史に関する著作を発表。



 幕末に活躍した幕臣勝海舟の江戸城無血開城から、その後の明治時代での言動などを解説した半藤一利氏の本。

 ただ著者の半藤氏が長岡出身なこともあり、分かりやすい勝びいき(というか薩長嫌い)なので読む際は注意が必要かもw

 その勝海舟ですが彼は江戸城無血開城など幕臣時代が有名すぎて、明治になってからの行動はあまり知られていない。

 この本では幕末よりむしろ明治からの勝海舟の行動などを追いながら、彼の行動理念や政治信念などを解説されています。

 明治後の勝海舟はかつての旧幕臣たちの世話や徳川家の名誉回復などに尽力し、1898年に徳川慶喜の明治天皇への拝謁という最後の宿願を果たし亡くなります、1899年76歳没 。

 そんな勝海舟は明治政府が推し進める膨張主義には反対で、征韓論はもちろん日清戦争にも反対していた事実がある。

 著者は勝の主張を通して明治以降の日本の帝国主義と昭和期の軍部の肥大化という、大元の原因をある意味提示していたと思う。

 やはり旧知仲だった司馬遼太郎のいう「明治の日本は現実的・合理的で素晴らしかった、昭和初期だけが異常だった」という考えには反対だったのだなと。

 明治時代の勝海舟の行動や、近代国家日本につながる時代の考察は面白く読む価値はある本でした。


半藤一利






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真説幕末最強は誰だ?

真説幕末最強は誰だ?・1

【真説幕末最強は誰だ?】
出版年:2008年


 真説幕末最強は誰だ?・2
 よくコンビニに置いてある本(通称コンビニ本)ですが、それなりの情報量があり暇なとき読むにはそれなりに便利。

 上の画像のようにイラストも豊富で、各人物ごとに大志・剣力・知力・財力・魅力といったパラメータ割りをしているので分かりやすくはあります。

 まぁ、こういうのって面白い試みではありますが、状況によってこれらの能力は変わりますんで参考程度でしかありませんがw

 読むと幕末に詳しくない人向けに、大まかな歴史を追いつつ各人物、事件、兵器なんかも紹介しています。

 コンビニ本にありがちなボリュームはあるが、幕末の表層的なことしか取り上げていない感じで内容は薄い…。

 こういうコンビニ本は基本、歴史にしても何にしても初心者向け
なのでしかたががないといえるでしょう。

 言い方をかえると幕末についての知識が中級以上の人は、さほど読む価値はない気はしますね。



真説幕末最強は誰だ?・4



歴史雑学BOOK 図解 幕末剣豪伝 (ローレンスムック 歴史雑学BOOK)

時代小説・時代劇がよくわかる 剣術・剣豪と刀 (じっぴコンパクト新書)

幕末剣豪列伝99 (フタバシャの大百科)

幕末明治剣客剣豪総覧 (別冊歴史読本 (04))



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続間違いだらけの時代劇 名和弓雄

続間違いだらけの時代劇

【続間違いだらけの時代劇】
出版年:1994年 著者:
名和弓雄


【著者のデータ】
名和 弓雄(なわ ゆみお)】
(1912年1月3日~2006年9月1日)
 福岡県北九州市生まれ。先祖は美濃大垣藩の与力。時代劇の時代考証、武術指導を行った。史実に近い小道具を好む時代劇俳優に信頼されており、新五捕物帳などの時代考証では従来の時代劇に使われていた小道具とは違う史実に基づいた小道具を提供した。


 前に時代劇考証家の稲垣史生氏の「時代劇を考証する」を紹介しましたが、こちらも同じような時代劇考証本。

 しかし本のタイトルとは裏腹に、時代劇の服装や作法などの間違いについての指摘は殆どありません。

 それよりも
間違って伝えられた伝承についての分析や、合戦での武器の使われ方など、それらにかなりの分量を費やしています。

 その中でも
著者の名和弓雄氏自身が古武術家なので、合戦で刀と槍はいったいどちらが武器として威力を発揮したのか?のような武器考証に力点が置かれているのも特徴的でした。

 
時代考証を読みたい人にはやや物足りない気はしますが、武具甲冑から戦国武将の生きざまを語った戦国エッセイ本と思えば十分楽しめる本といえるでしょう。 




稲垣史生関連本

江戸考証読本 (1) 将軍様と町人編 (新人物文庫)

江戸時代大全

考証 風流大名列伝 (立東舎文庫)




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